第59期王位戦予選 対小林裕士七段

第58期王位戦七番勝負で菅井竜也新王位誕生。新たな王位を巡って予選を抜けられるのは誰なのか?
王位戦リーグに出るために待ち構えるは今年4月に行われた第69期王将戦一次予選で対局した小林裕士七段。小林(裕)七段にとってはリベンジを果たす絶好の舞台となるのかどうか?
盤上は小林(裕)七段先手。相掛かりに。先手は棒銀と引き飛車・後手は先手の棒銀を牽制する浮き飛車。と定跡通りの進行。
囲いは矢倉と銀冠。違いは先手が金銀三枚。後手は金銀二枚。と堅さと打ち込み防止のバランスにある。居玉の先手は矢倉城に入らず中央から開戦する。
金銀交換のやり取りと二度にわたる角交換に中央を守る△4三金。が驚きの一着。「離れ駒に手あり」の格言からするとつい隙が生じてしまう。承知の▲2二歩~アヤをつける▲7五歩。と攻めて行く小林七段。桂跳ね~遠見の角を生かした攻めを武器にする藤井(聡)四段。と方針が定まった終盤戦。桂頭の歩を取り込んだことにより互いに直通していたキズを補修。その後は中央の先手。桂頭攻めの逆用の後手。と互いに後に退けない斬りあいに。飛車浮きに垂れ歩。と次々と技の応酬が飛び交う。
勝負が決まったのは飛車金の取り合い・角の成り合いから王手馬取りをかけた藤井(聡)四段の96手目▲6九飛。底歩と竜捕獲に向かう銀打ちで勝負に出るも104手目の△4七金。と捨てる手が後手勝ちの決め手。以降は即詰みに討ち取り藤井(聡)四段が110手をもって勝利。
次に待ち構えるのは第68回NHK杯戦トーナメント予選で対局した北浜健介八段。が相手となる。

石田流三間飛車(対袖飛車)

https://noike.info/yourls/3drevykx0b
穴熊の堅さに押しつぶされそうになった反省局。
最後は勝てたものの、最後の最後までギリギリだった。

後手藤井システム(対天守閣美濃)

https://noike.info/yourls/grdablvt9i
四間飛車穴熊ばかりでは面白くない。と思い立ってシステムを目指したが難しい。と感じた課題局。
終盤僥倖に助けられたようなもの。

AbemaTV企画 魂の七番勝負第3局 行方尚史八段対藤井聡太四段

若手精鋭対トップ棋士。とのカードも第3局。若手棋士陣営は去年9月に加藤一二三九段の持っている最年少プロ棋士記録を塗り替えた藤井聡太四段。
藤井聡太四段。と言えばデビュー公式連勝記録を29。と破られないような記録を打ち立てたことは記憶に新しいところ。もう一つの顔は詰将棋選手権チャンピオンクラス三連覇。という詰将棋を得意としている。
その詰将棋で鍛えた終盤力が武器。と見られていたが、実際は三段当時弱点。と見ていた序盤の完成度も武器になっている。
トップ棋士陣営から出てくるのは行方尚史八段。行方八段は(故)大山康晴十五世名人最後の門下生。当時小学生名人に出場していた行方少年に声をかけたことがきっかけとなった。プロデビュー1年目に竜王戦本戦トーナメントでベスト8に躍り出る活躍を見せるもしばらく目立った活躍は見られなかった。若手の頃にブレイクすることはあっても行方八段の場合は40代に差し掛かった頃にタイトル初挑戦。と苦労している。タイトル初挑戦は第55期王位戦。当時王位を保持していた羽生善治王位相手に4-1。と阻まれてしまう。続いてのタイトル戦挑戦は第75期名人戦。A級順位戦のなかでも挑戦者争いに混戦を拍車をかけたシリーズ。同勝ち数の久保利明九段(当時)と挑戦者決定プレーオフ戦を相振り飛車の戦いを制し当時名人保持の羽生善治名人と再び顔を合わせるが4-1。と敗退。
また詰将棋選手権チャンピオンクラスで腕を鳴らす。棋風は居飛車党の妥協を許さない長考派。
竜王戦2組・順位戦A級在籍。
共通項「詰将棋」を得意としている両者の本局。戦型は先手行方八段。相矢倉に。藤井(聡)四段にとっては対森内俊之九段と当たった第68期NHK杯戦本戦トーナメント二回戦で用いた形見後手急戦矢倉。行方八段の工夫で居玉~流れ矢倉に構えた。対右四間飛車に用いられる構えを用いる先手に堅く陣形の低い構えを採用する後手。の構図に。
再度の合わせの歩から次の一手は解説陣の本命△2三歩。だが、△6五歩。と強気の姿勢を崩さない。これには行方八段も数分の考慮で▲5五銀。と天王山に躍り出る。これまで持ち時間を多く残していた藤井(聡)四段だが、初めて逆転し多く使う展開に。
△5四歩。と突いて後に退けない戦いに。さらに激しさを増して▲7四歩。これに△7七歩。と手筋を放つも▲桂△金。交換の変化を選ぶ。あまりに虫の良すぎる展開に思わず持ち時間を消費する藤井(聡)四段をよそ目に行方八段は持ち時間20分以上残しながら決断よく指す。と金を払う指し手を見せる後手に先手は残り9分まで使って▲2二歩。と手裏剣を飛ばす。ここで△2七歩。と叩きを入れてから△2三歩。と直通を防ぐ。とあまり見たことのない手筋で応対。
行方八段が後手藤井(聡)四段の角に当てる▲4五桂。で駒割り▲桂二枚△金・銀。と終盤戦に。残り2分切ってまで考えた指し手は△2四角。飛車角交換から歩を垂らす先手。持ち時間を先に使い切ったのは藤井(聡)四段。秒読みに入って拠点を払う△2三同金。これには持ち時間を使わず▲1五桂。と陣形の薄さと時間切迫に苦しめられる。
後手陣形補強の一着に先手も持ち時間を使い切り両者1分将棋。後手の金銀を剥がす先手・補強する後手。の最終盤の構図になだれ込む。
一気に攻め込む先手を余す後手は▲4四角。と切り飛ばす返し技に△7四飛。とする。角の移動合いに6六の金を剥がす藤井(聡)四段。お互い補修しあうも駒割りはほとんど変わらない。二枚飛車対二枚角。7筋と6筋に並んでる飛車のうち藤井(聡)四段が切り飛ばしたのは7筋の方。権利があっただけにここで行使。お次は6筋の飛車まで切り飛ばし先手を肉薄にする。
先手の持ち駒に桂がないことを見越して攻めに転じる。狼煙第一弾は△6六歩。7七の桂頭に桂を据える藤井(聡)四段ならばその桂に玉を当ててさらには▲7五角。と後手陣に脅かしながら凌ぎにかかる行方八段。どちらかが攻め切るか?余すか?の勝負に。
行方八段の玉を引っ張り出しながら追い詰めた藤井(聡)四段が不敗の態勢を築き△5二銀。と補強した一着が決め手か?と思われるが行方八段も必死の抵抗で3四に歩を合わせ3六に金を埋める粘りを見せる。
なおも抵抗を続ける行方八段に△7八桂成。が決め手。▲6四角。と桂を外すも粘り実らず。藤井(聡)四段が132手をもって勝利。
トップ棋士陣営は3連敗。と追い込まれてしまった。

対四間飛車(持久戦模様~急戦)

https://noike.info/yourls/c1wn0g9ldo
久しぶりの実戦とはいえ、相手の奇襲をいなせたのは大きい。
やはり玉形が不安定な中で仕掛けるのは良くない。と実感した次第。
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日常と将棋メインで書いてます。

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