第75期 順位戦C級2組2回戦 中田功七段戦

連勝記録こそ止まってしまったが、勢いに乗ってる勝ちっぷりは誰の目から見ても異論はない。
順位戦C級2組は大所帯ながらもタイトル経験あるベテラン・若手有望株・実力者。と駆け上がるまでに困難。と言えるクラス。
そんな順位戦第2戦目の相手は(故)大山康晴十五世名人門下の中田功七段。佐藤天彦名人の師匠でもある。
中田(功)七段は角道を止めた三間飛車のスペシャリスト。三間飛車は振り飛車の中で捌くことを重要視されている。難しいながらも捌いてしまう技術はプロの間で高い評価を得ている。角道を止めた振り飛車最大の敵。と言えるのが居飛車穴熊だが、独自の三間飛車を用いた対策は中田XP。とも名づけられている。
三間飛車のスペシャリスト相手にどう渡り合ったのか?
先後が決まっている順位戦では先手藤井(聡)四段。期待を裏切らない居飛車穴熊対三間飛車。の構図に。
中田XPの特徴として挙げられるのが左銀を玉側に引き付けて固めるところ。同じ三間飛車で言うと(故)真部一男九段が愛用していた6筋の位取りに似ている。ただし、左銀の位置は囲い側と言えどコンパクトに締まることもあるので何とも言えない。居飛車穴熊の弱点端を狙う指し方が最大の特徴。この指し回しによって当時C級2組に在籍していた永瀬拓矢六段相手に白星を挙げたこともある。
盤上に戻って小競り合いから端攻めを狙う中田(功)七段。角の利きをシャットアウトするにも難しい状況。と思われたが、藤井(聡)四段は落ち着いて▲6六歩~▲5八飛。さらに飛車角交換から繰り出せる二枚角の攻めにも角取りに当てる切り返しを見せる。
8六の桂打ちから6筋の突き出しが厳しく先手優勢に。金銀五枚で防戦する中田(功)七段をよそに穴熊特権の大駒切り。という名の暴力を織り交ぜながら後手の攻めを丁寧に面倒見切った藤井(聡)四段が127手目▲6四桂。と据えて通算勝数30勝。を記録した。

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一手の重み

私もさっそく棋譜並べました。
隙がなく白熱した難しい局面が続く中、
100手目で均衡が崩れた気がします。

△9七桂成であれば、個人的に一局かと。
それにしてもあの難しい連面で、正確性を維持するのは、
人間の体力では大変厳しいでしょう。
それ故に味のある棋譜だとも感じました。

ただ、藤井フィーバーはもういいかな?w
千駄ヶ谷がいつまでも土日満席では、困るからw

一手の重み

確かに100手目△9七桂成。は一目思いつくものの、それでは届かない。と中田先生は判断されたのでしょう。
端を破ったとしても金駒がないのが中田先生の泣き所で桂で払われては詰めろ自体が続かない。と見ての本譜のように見えます。
藤井フィーバーは人間の性質上落ち着くでしょう。何せ流行っている物や出来事の関心が高い割にほとぼりが冷めるのは早いですからね(笑)。
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